2014年12月13日土曜日

渡米。

この映画ができるまでの経緯や政治のお話が続いたので
今回はNYのお話を。

この映画の骨子はHIPHOPという音楽文化を紐解くことにあります。
その為に来年渡米を予定してます。

実は年内に一度渡米するという予定だったのですが
スケジュールや諸々のタイミングが合わず
横川さんだけの渡米取材に成りました。

そこで政治団体PLANETROCKや
この映画ROCKTHEPLANETのキービジュアルになっている
この写真を撮って来たのですが

来年DELIさん及びクルー一同で再度渡米し
ニューヨークのHIPHOPにゆかりのある土地に触れ、人に会い

DELIというラッパーが何をを思い、新たに何を得るのか。
それを追いかけながらHIPHOPの成り立ちに迫ろうと思ってます。

もちろん一番のキモはPLANETROCKの語源にもなってる
HIPHOPの父と呼ばれるアフリカ・バンバータに会う事です。

一人の人間の起こした行動が何十年後、何千Kmと離れた
土地で生まれた人間の人生を変えるほどに与えたエレメントとは
実際どういうものなのか、それを確かめてくる予定です。

映画を通じてみなさんにもそれを追体験してもらえれば幸いです。



2014年12月11日木曜日

松戸市議会 初質問

今日DELIさんの松戸市議会での初質問がありました。
今、市政で出来上がっている空気を薙ぎ払おうと食らいついていましたね。

その姿を見てblockpartyでSUIKENさんが言っていた言葉が頭をよぎりました。


「松戸はまただいいじゃないですか。DELIが居るから」


MCとしての発言というより一人の父親としての本音の言葉だと思います。

それをDELIさんの質問姿を見て思い出してちょっと目頭が熱くなりました。
こうしたひとつひとつの思いが背中を押して今のDELIさんの姿があるんだと。

もちろんそれも映画で追いかけようと思います。


                   

2014年12月9日火曜日

ファンディングパーティでの Brooklyn Yasさんのスピーチ

9/14に渋谷で行われたPLANETROCKのファンディングパーティで
Yasさんが語ったスピーチ。



このスピーチが映像化されたのを
初めて見た時にはものすごい衝撃でした。

この映画のPVはこの映像そのままで行けるんじゃないか?
と思ったほどです。

ここで語られる「HIPHOPは文化」だという概念を
醸成していくためにたどった

抵抗や運動の軌跡、当事者たちの意識や想い。

そういったものを映画で掘り下げて
音楽を、DELIさんを通して感じてもらえれば
素敵だなと思ってます。

「体現」という言葉がよく出てきますが
真摯な理念を持っていてもなかなか実践できることじゃないですよね。

それが今「PLANETROCK」で実際に起こっているんだという事を
少しでも多くの人に知ってもらえたら嬉しいです。


                            


2014年12月7日日曜日

ROCKTHEPLANETという映画の側面

東日本大震災が起こった直後、世の中が騒然とする中
どうすることもできず、ただTwitterで流れてきた被災地の情報や
援助の情報などを 公式・非公式、RTするくらいしかできず
自分の実行力の無さ、無力感に打ちひしがれている頃
DELIさんや太郎さんをきっかけにOPKを知りました。

当時は原発事故についてもまったく知識が無くて
原発が爆発した事のリアリティや、ましてや自分が住む東京まで
放射性物質が届いているなんて思ってもいませんでした。

そこから少しづつ情報を集めていくにつれ
原発やその奥にある社会構造の矛盾に気が付いて

大地震直後に持っていた無力感やもどかしさみたいなモノが
落ち着くどころか日増しに大きくなって行き

映像や音楽でそのもどかしさや伝え無ければいけないモノを
直接表現し実践している横川さんやDELIさんを見て
うらやましくも感じていました。

今まで約15年、アニメーションと言う同じ「表現」に
近しい場で映像制作に従事していた者として
自分が持つJOBがこの現状においてなんら実効性を持たない事に
ずっともどかしさを感じていました。

そういった思いから横川さんの動きのお手伝いをするようになり
3年半を経て今日の映画プロジェクトとへとつながるのですが

この映画で伝えたい事、それはもちろん
DELIさんのHIPHOPという生き様であり
HIPHOPという音楽文化の理念ですが

プロデューサーとして、制作サイドとしての思いは
そういったこの3年半の情念が詰まったものでもあります。

そういう側面を持たせる事が出来るのも「映画」という
コンテンツの力だと思ってます。

すこし私的な内容になってしまいましたが
映画ROCKTHEPLANET 鋭意制作進行中です。

                               













2014年10月16日木曜日

PLANETROCK 2014 映画プロジェクト始動

その名も「ROCK THE PLANET」この惑星(ほし)を揺らせ。

311、この日付を起点に人生が変わった人が大勢いると思います。
この僕もそうでした。

未曽有の大災害の中、日本中が騒然となり、理非曲直な情報や玉石混交のニュースが

世の中を通過して行きました。

今までずっとアニメーションという「虚構の世界を描く映像」を作る仕事をしてきた

僕には一つ大きな感覚の変化がありました。
それは「現実に起こっている事がファンタジーを超えてしまった」という感覚です。

いま現実に起こっている事が、これから空想し構築しようとする世界観をあっさり
追い抜いていきました。
現実感をロストした空想は僕にとってはとても色あせて見えました。

そこでより自分が希求するリアルを追える箱(会社)を作ろうと
今年会社を作りました。
アニメーションにリアルを取り戻し、実写も扱う衝動という名前の箱(会社)です。


そんなおり、DELIさんが松戸市議会選へ出馬すると聞きました。
とても驚きました。
それは、遠巻きながらこの 3 年間の DELI さんの活動を見てきたからです。
風当たりを真っ向から受け、どう見てもとうてい損しかしないと思える
実に不器用な活動でした。
とても政治家を目指しているようには見えませんでした。

でも「THINK GLOBAL,ACT LOCAL」という理念を知って納得しました。
実にDELIさんらしいな、と。
思えば僕の中でこの3年間、一番リアルと戦い続けていたのはDELIさん達でした。

その一連の動きがすべて「HIPHOP」という音楽文化の中にある理念に起因するもの
だと知って猛烈に心が震えました。

「その精神の意味を一人でも多くの人に伝えたい」

「DELIという1ラッパーがなぜ今こういう動きをしているのかを知ってもらいたい」
「(衝動という名の)この箱でDELIさんの映画を撮りたい」 

と強く思いました。

この映画は、DVD が 10 万本売れたり、TV のロードショーで流れたり

劇場動員が 100 万人!、というような映画では決してありませんが

DELI というアーティストの生き様の意味を形にできれば
10 年 20 年経っても人様に見てもらえる本物の映画になる気がしたからです。

「ROCK THE PLANET」


映画プロジェクト、始動します。