2014年10月16日木曜日

PLANETROCK 2014 映画プロジェクト始動

その名も「ROCK THE PLANET」この惑星(ほし)を揺らせ。

311、この日付を起点に人生が変わった人が大勢いると思います。
この僕もそうでした。

未曽有の大災害の中、日本中が騒然となり、理非曲直な情報や玉石混交のニュースが

世の中を通過して行きました。

今までずっとアニメーションという「虚構の世界を描く映像」を作る仕事をしてきた

僕には一つ大きな感覚の変化がありました。
それは「現実に起こっている事がファンタジーを超えてしまった」という感覚です。

いま現実に起こっている事が、これから空想し構築しようとする世界観をあっさり
追い抜いていきました。
現実感をロストした空想は僕にとってはとても色あせて見えました。

そこでより自分が希求するリアルを追える箱(会社)を作ろうと
今年会社を作りました。
アニメーションにリアルを取り戻し、実写も扱う衝動という名前の箱(会社)です。


そんなおり、DELIさんが松戸市議会選へ出馬すると聞きました。
とても驚きました。
それは、遠巻きながらこの 3 年間の DELI さんの活動を見てきたからです。
風当たりを真っ向から受け、どう見てもとうてい損しかしないと思える
実に不器用な活動でした。
とても政治家を目指しているようには見えませんでした。

でも「THINK GLOBAL,ACT LOCAL」という理念を知って納得しました。
実にDELIさんらしいな、と。
思えば僕の中でこの3年間、一番リアルと戦い続けていたのはDELIさん達でした。

その一連の動きがすべて「HIPHOP」という音楽文化の中にある理念に起因するもの
だと知って猛烈に心が震えました。

「その精神の意味を一人でも多くの人に伝えたい」

「DELIという1ラッパーがなぜ今こういう動きをしているのかを知ってもらいたい」
「(衝動という名の)この箱でDELIさんの映画を撮りたい」 

と強く思いました。

この映画は、DVD が 10 万本売れたり、TV のロードショーで流れたり

劇場動員が 100 万人!、というような映画では決してありませんが

DELI というアーティストの生き様の意味を形にできれば
10 年 20 年経っても人様に見てもらえる本物の映画になる気がしたからです。

「ROCK THE PLANET」


映画プロジェクト、始動します。